2007年11月11日

いびがわマラソン レース編

明け方の4時過ぎにクルマで出発して、会場には7時半頃に着いた。
早くから高石ともやさんのコンサートが始まり、9時過ぎからは招待選手の紹介や、
西田ひかるさんや有森裕子さんがステージに登場した。

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有森さんとはホノルル以来1年ぶりの再会だ。
この日のためにヨメはホノルルで一緒に撮った写真をプリントし、
手紙まで書いて用意していた。
ステージから降りるタイミングで「有森さん!」と声をかけると、
ちゃんと覚えてくれていた。うれしいな〜。
「今日は頑張ってください」と言って握手までしてもらった。

それからは、着替えて、トイレを済ませて、アップをして・・・
そうこうしている間に選手の招集がかかり、7千数百人のランナーがスタート地点に
列を作り、あれよあれよという間に10時半にピストルが鳴った。


「練習はしてきた」「自分なりにちゃんと練習はした」
そう自分に暗示をかけながら、1年ぶり、2度目のフルマラソンはスタートした。

いびがわマラソンは前半がほぼ上り、後半がほぼ下り。
ただ、初めて走るコースなのでどの程度の起伏なのかはわからない。

スタート直後は、まずフォームを意識して走ろうと決めていた。
今までの経験から言って、スタートの雰囲気にのまれて、
体の動かさないといけない部分が動いていなかったり、
余計な所に力が入って固くなっていたりすると、最後までそんな調子で走ってしまって、
修正できないままにしんどいだけで終わってしまう。

自分の場合のチェックポイントは、骨盤が軽やかに振れているかどうか、
それと、腕の振りと足の着地が同調しているかどうか。

走り出してすぐに小雨が降り出した。これくらいの雨なら、かえっていいタイムが
出るかも、と少しうれしい気持ちで走った。
雨の中でレースをするのは構わないんだけど、応援をする人たちが気の毒だ。
雨の中、傘をさしながら小学生の列が大きな声で応援してくれている。
揖斐川の向こう岸では、旅館の女将らしき人が、着物を着たまま、雨の中で
両手に持った日の丸を振り続けている。

横を見るとスパイダーマンが走っていた。
頭のてっぺんから足の先までスパイダーマンだ。暑くないんだろうか・・。
スパイダーマンはマスクをしているので、給水所でコップを手渡されて、
「飲めないよ〜」と言っていた。ギャグのできるスパイダーマンだ。

最初の5kは24分22秒。

そのうちに雨も上がり、曇り空に変わった。風は強い。
徐々に上りが始まった。
5kから10kまでが23分50秒。上りなのにペースが上がっている。
キロ4分45秒くらいかな。

今回は前半から、ぶっ飛ばしはしないけど、自分的に少し息が苦しい状態で走った。
風は強いけど、暑くもなく寒くもなく、気温は最適な感じ。
だんだんとキツイ上り坂が増えてきた。
10kから15kまでが23分26秒。上りがキツくなってるのに、またペースが上がっている。

横を見ると、スパイダーマンも苦しくなってきたのか、
マスクが下からめくり上げられていて、アゴと口と鼻が見えている。
スパイダーマン!正体がバレてしまうぞ。

この頃になると、雲が割れて陽が射し始めた。相変わらず上りが続く。
15kから20kまでが24分16秒。もうすぐ折り返しだと思うと、かなり気が楽に走れる。

ハーフが1時間41分32秒。
今回は1年前のホノルルに対して、前半で5分、後半で10分上回ろうと思っていた。
なのに前半で9分半も上回っている。
折り返したら後半はほぼ下りだから、これひょっとしたら、けっこういいタイムが
出るんとちゃうん??

しかし、そうはイカの金玉。後半はまるで浸水した船のように
思うようなスピードが出ないまま、徐々に沈んでいくのであった。

20kから25kまでは24分09秒。これはまあいい。
25kあたりで1本目のパワージェルを飲もうと思っていたのに、水で流し込むための
エイドがない。パワージェルだけ生で飲んでもいいんだけど、エイドがないとゴミも
捨てられない。

エネルギー補給をしたかったので、エイドの表示を探しまくりながら走り続けた。
しばらく行くと、立て看板が見えて、「100m先」と書いてある。お、エイドか?
と思って近くまでくると、「100m先」の下に「工事中」と書いてあった。
なんじゃい!工事中の看板かい。

またしばらく走ると、先のコーナーに白いテントが見えた。
今度はエイドに違いない。エイド! エイド! エイドリア〜ン!

しかしそこでは、少人数でほうじ茶を配っているだけだった。
水じゃなくても、この際ほうじ茶でも何でもいいから流し込んでやれ。
ウエストポーチからとり出したパワージェルは、たまたま梅味だった。
ほうじ茶と一緒に流し込むと、なんだか梅こぶ茶を飲んでいるような気分・・・。

25kから30kは、下りが続いているにもかかわらず24分31秒。
初フルの時はこのあたりですっかり脚のあちこちに痛みが発生して辛い状況だったけど、
今日は走るのが辛いような痛みはどこにもない。
それでも、脚にバネがなくなってきているのがわかる。

30kから35kはとうとう26分03秒。
ここまで来たら気持ちの中でゴールが見えてるんだけど、体は前に進まない。
「腕を振れ。脚を大きく動かせ」
そうやって脳ミソから命令してやらないと、体は動いてくれない。
後ろへ置き去りにしたはずのスパイダーマンにも抜かれてしまった。

ここからの7kの、いや1kずつの長かったこと。
余裕でいいタイムが出せそうだったのに、体は進まずに時計ばかりが進む。
40kを過ぎ、残り2kになってもダッシュができなかった。

ゴールタイム:3時間28分05秒。

それでも1年前の初フルよりは18分縮まっている。
一生懸命に走ったことは確かだし、自分にしては上出来と考えていいかな。

でも、こうして文章にするとアッという間だけど、フルマラソンはやっぱり長い。
ゴールした後は、立っていようが、座ろうが、ストレッチしようが、
どんな姿勢をとっても脚のどこかがつった。
こんなにしんどい距離、もう二度と走りたくないぞ〜。

ただ、しんどいけど、走り終えた今、これだけは言える。
・・・・・・・・・フルマラソンは素晴らしい。

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↑一緒に走ったelemama夫妻や、
 初フルで見事に完走したムーチャンと記念写真。
posted by まこと at 23:59| Comment(17) | マラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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