2007年09月21日

老人の耳は都合がいい

病院へ行くと、父は毎朝オムツの中にウンチをしている。
毎朝パジャマを脱がしてお尻を拭き、オムツを捨てにいってる。
家にいて、なんとか自分でトイレに行けた頃は3日に1回くらいしか出なかったのに、
入院したとたんに便通がよくなり、毎朝息子に尻を拭かしていることに関しては
実は心当たりがある。

小学校3年の時だったか、「お父さんのことを作文にしてきなさい」という宿題が
出たので、
「ぼくのお父さんは、1日に1回はオナラをします」と作文に書いて学校へ
持って行ったら、先生がみんなの前で声に出してそれを読んだことがあった。

きっとクラス中に親の恥を広めたもんだから、バチが当たって
今こうして親の排泄物を処理するハメになってしまったんだ。
そうだ。きっとそうに違いない。

毎朝オムツの中をのぞいて、「また出てるなあ」と言うと、
「え〜〜? 出てるか〜〜」と言う。
年寄りというのは、どうも都合の悪いことは、
感じなかったり、見えなかったり、聞こえなかったりするものらしい。

「足の運動しよか」と声をかけても目をつぶったまま反応がないくせに、
「スイカ持ってきたで」と言うと目をあけて「スイカもらおか」と言う。
まったく勝手なもんだ。

きのうは入院して初めての人工透析だったので、病院によって設備ややり方も
違ったりするのかなと思い、
「ここの透析室はどうやった?」と聞いてみた。

この質問は聞こえたらしく、父は弱々しい声でこう言った。

「ここの透析室は、綺麗な人が多いなぁ」

・・・・:誰もそんなこと聞いてないやろ!
posted by まこと at 23:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。